意外にも「けも娘のお世話がしたい。」を手に取ることにした私。通常この手の作品は、私の趣味とは少し離れたジャンルだと思っていたが、そんな私こそこの作品を楽しむことができるかもしれないと感じさせる内容だった。特に、実体がない主人公がヒロインとの距離を縮めていく過程に、自分自身を重ね合わせることができたからだ。
ゲーム性とボリューム
本作は、3D作品としての体験を前面に押し出している。その中でも特に際立っているのが、ヒロインとの「いちゃいちゃ」要素。実体を持たない主人公が身体を手に入れたことで、ヒロインがその反応を変えてくる瞬間は圧巻だ。これまでの「お世話」要素に加え、新たに追加されたシチュエーションがゲームプレイの幅を広げている。シナリオやキャラクターの成長を実感しつつ、レベルを上げる楽しみも感じられる。多くの選択肢が用意されているため、どの方向に進むかでプレイヤーそれぞれの体験が異なるのも魅力的だ。
手に取る価値がある人
この作品は、実は「けも娘」要素やロリキャラクターに対して苦手意識を持つ人にもお勧めしたい。私は最初、あまり魅力を感じていなかったが、プレイを進めるうちにその独特な世界観やキャラクターたちの魅力に引き込まれていった。特に、無表情なヒロインとの対話は、どこか新鮮で面白い。感情表現が少ない分、プレイヤーの解釈に対する余地が大きいのだ。自分なりのストーリーを思い描きながら進めることで、より深く本作に入り込むことができると思う。また、セール中の価格も手頃で、まさに「試してみる価値がある」と言えるのではないだろうか。
この読後感、他で得られるだろうか。