薄暗い部屋の中、耳を澄ませば、静かに流れる音楽が心地良く響いている。そこには、華やかなバニーガールの衣装をまとったキャラクターが存在する。彼女の動きはどこか妖艶で、どこか切なさを秘めている。これは「ウサギ・ハイブ -Usagi Hive-」。罪を犯したバニーガールを管理する密室監禁シミュレーションという独特のテーマが、プレイヤーを一瞬でその世界に引き込む。キンツイによる本作は、プレイヤーに新たな体験を提供するだろう。
ゲーム性とボリューム
本作は、3D環境を活かしたシミュレーションゲームで、プレイヤーは主人公としてバニーガールを管理し、彼女たちの罪を隠しつつ、さまざまなシチュエーションを進んでいく。操作は直感的でありながら、ゲーム内の選択肢によって展開が大きく変わるため、リプレイ性が高いと言えるだろう。コスプレや女装要素がふんだんに盛り込まれており、視覚的にも楽しませてくれる。ボリューム感はまずまずで、じっくりと遊び込める内容だが、深いストーリーを求める人には少し物足りなさを感じるかもしれない。イベントやキャラクターとの関係性を深める要素もあり、クリア後に別の視点で楽しめるルートも用意されている。
手に取る価値がある人
この作品は、特に密室監禁やバニーガールという独自の設定に惹かれる人にはぴったりだ。ただし、ゲーム内のテーマや演出に対して抵抗感がある人には向かないかもしれない。美麗な3Dグラフィックやコスプレ設定に興味がある方、または密室での緊迫したシチュエーションを楽しめる方がターゲットとなるだろう。DLsiteアワード2025にもノミネートされている実績があり、新クリエイターとしての登場にも注目が集まっているサークルの作品だけに、そのクオリティは期待できる。しかし、作品の内容が合わない場合は正直なところ、楽しむのが難しいかもしれない。
そういう作品。