「陰キャ童貞の透が、放課後に目撃した衝撃の光景。それは、生徒会長である優弥が女の子と親密な関係にあるところ。そんな状況から始まる、二人の関係は一体どうなるのか?」本作『お願い、僕を捨てないで。』は、真面目系クズの優弥と陰キャ童貞の透の“可哀想可愛い”BLストーリー。声優・うじくんがどのようにこのキャラクターたちの心情を表現するのかが聴きどころです。
聴きどころ
まず注目すべきは、うじくんの演技力。彼が演じる透は、観察者として物語に深く関わっていきます。最初は内気でおどおどしている彼が、優弥に翻弄される中で少しずつ変化していく様子がリアルに描かれています。また、優弥の冷たさと優しさが交錯する中で、透の心がどう揺れるのかが耳を惹きつけます。シチュエーションによって変わる声色もお楽しみの一つ。陰キャの彼がどんな感情を抱くのか、聴くことでその情景が目に浮かぶような気分になります。ただ、物語の中に羞恥や無理矢理の要素も含まれているため、このジャンルに馴染みのない方には少し抵抗感があるかもしれません。
こんな耳に刺さる
本作は、学園を舞台にしたストーリーで、特に同級生同士の関係性に焦点を当てています。この題材は、特にBL好きの方にはたまらない要素が詰まっており、特に「メガネ」や「陰キャ」といった属性が好きな人には必見です。透と優弥の関係が進展する中で見せる、彼らの心の葛藤や成長の過程が描かれている点も魅力的。ただし、オープンな関係を好む方や、よりライトな内容を求める方には、少々刺激が強すぎるかもしれません。ストレートな描写も多いため、そういった部分が苦手なリスナーには注意が必要です。逆に、こうした要素を楽しめる方にはたまらない内容となっているでしょう。
全体的に、聴き応えのある作品であり、特にBLジャンルに興味がある方には刺さる内容となっています。優弥と透の関係が進展する中で、どのように二人が変わっていくのか、この作品を通して体験してほしいと思います。刺さる人には刺さる。