結論から言う。本作は「恐ろしい悪霊をえっちで除霊する」というユニークなコンセプトを持つレトロ風ホラーADVだ。スパイスチキン工房によるこの作品は、プレイヤーが悪霊を除霊する過程で、思わずクスリと笑ってしまう要素やドキドキする演出がふんだんに盛り込まれている。
ゲーム性とボリューム
本作はドット絵を用いたレトロなデザインが特徴で、そのビジュアルで懐かしさと新しさを感じさせる。一方でゲーム性はシンプルながら深みがあり、プレイヤーは男主人公を操作し、悪霊との遭遇や除霊を体験することになる。シナリオは怒りの日が手掛けており、オカルトにまつわる要素がストーリーに彩りを添える。
プレイ中は、悪霊を除霊するためにさまざまな選択肢が待ち受けている。ここでの選択が物語の進展に影響を与えるため、何度もプレイして異なる展開を楽しむことができる。ボリュームに関しても、サクッと楽しめるショートストーリーながら、何度も遊ぶことができるリプレイ性が確保されており、飽きが来ない。特に、短いプレイ時間でサクッと楽しめるという点は、忙しい現代人にとって嬉しいポイントだ。
手に取る価値がある人
この作品は、まずホラーやオカルトジャンルが好きな人に特に刺さると思う。もちろん、レトロゲームの雰囲気を楽しみたい人にも適している。また、独特な雰囲気でえっちな要素を含むため、少し背徳感を味わいたい方にもおすすめだ。さらに、ゲームを通して悪霊を除霊するという独特のシステムは、他のADV作品とは一線を画す存在感を放っている。
加えて、DLsiteアワード2025の投票対象作品でもあることからも、その注目度の高さが伺える。このジャンルに足を踏み入れたことがない方も、チュートリアルを経て、不安を感じることなく楽しめる仕上がりになっている。演出やシナリオのクオリティが高く、短時間でプレイできるため、ライトな楽しみ方ができるのも魅力の一つだ。
結局、プレイヤーに独特な体験を提供する本作。ホラー要素、ドット絵の魅力、軽快なゲームプレイが揃った作品で、まさに一度はプレイしてみる価値がある。そういう作品。