読み終わって思わずニヤリとしてしまったのが、「紗月さんが素直になってくれる訳ないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」です。まさにそのタイトルが示す通り、紗月さんの素直じゃない一面がどう展開されるのか期待しながらページをめくりました。実際に読んでみると、彼女の心情や葛藤が巧みに描かれていて、百合ジャンルの魅力を再確認することができました。
注目したいシーン
本作の中で特に注目したいシーンは、紗月さんが心の内を少しずつ明かしていく過程です。初めはツンツンした態度を崩さない彼女ですが、徐々に心を開いていく様子が絶妙に描かれています。特に、友人とのやり取りや、彼女の弱さを見せる瞬間は、読者の心を引き込みます。ページをめくるたびに、彼女の心の変化を感じられ、自分自身も彼女の成長を応援したくなるような感情に包まれました。また、細かいコマ運びや構図が、感情の高まりを一層引き立てていて、絵とストーリーが見事に融合しています。
相性のいい人
この作品は、百合に特化したストーリーを好む人には特に刺さると思います。紗月さんのように、ちょっと素直になれないキャラクターに惹かれる方や、心の内をじっくり描いた作品を好む人にはピッタリです。また、友情と恋愛の狭間で揺れる思いに共感できる人には、深く響くことでしょう。ストーリー展開の中で描かれる人間関係の微妙さが、何度でも読み返したくなる要素になっています。私は、自分の中で「こういう気持ちあったな」と思い返す良い機会になりました。
この作品は、刺さる人には刺さる。