本作の見どころは3つ。幼なじみの切ない恋模様、魅力的なキャラクターたち、そして心を揺さぶるストーリー。これはヤバい、ブッ刺さった。
作画と構成
「コミックス発売記念本」は、ののちよの独自のタッチで描かれた作品。作画は、キャラクターの感情を繊細に表現しており、表情や仕草から彼らの内面が伝わってくる。特に、幼なじみたちの複雑な心情を描写する構図は秀逸で、ページをめくる手が止まらない。コマ運びもスムーズで、ストーリーの流れに自然に乗れてしまう。そして、隼人と泰河の微妙な関係性の描写が、まるで自分の青春時代を振り返るような感覚を呼び起こす。これこそが、作者の持ち味が存分に生かされた瞬間だと思う。
手に取る価値がある人
この作品は、BLに興味がある人だけでなく、幼なじみの恋愛に心惹かれる人には特におすすめだ。幼なじみ同士の甘酸っぱい関係性や、恋のもどかしさに共感できると、思わずページをめくる手が早くなってしまう。さらに、全年齢対象なので、幅広い層の読者が楽しめるのもポイント。特に「ブサメン男子♂」シリーズのファンにとっては、番外編としての位置付けが嬉しい。彼らの新たな一面を知ることができる、そんな期待感が素晴らしい。
この読後感、他で得られるだろうか。