「ビッチなハンターだった母が悪人に殺された娘。そんな彼女が母の後を受け継ぎ、仇を討つために罪人たちが跋扈する街へ向かう」って、結局どうなんだろう? そんな気になるストーリーが展開されるのが、ティー・エンタ・ぴーの同人ゲーム『バウンティハンター2』だ。前作からの流れも感じられるこの作品は、ダークなファンタジーにおける成長物語が見どころだ。
シナリオの見どころ
本作のシナリオは、主人公の娘が母の仇を討つために成長していく姿を描いている。設定自体が非常に魅力的で、母親が持っていた「ビッチ」という一面を受け継がないまま、真剣に復讐を果たそうと奮闘する姿が描かれている。プレイヤーは彼女と共に、罪人の巣食う街で数々の試練に立ち向かう。物語の中で彼女がどのように成長していくのか、期待に胸が高まる。
ただ、物語の進行には賛否が分かれる部分もあるかもしれない。特に、シナリオにおける展開やキャラクターの掘り下げ方に関しては、プレイヤーによって好みが分かれる点があるだろう。暗く重たいテーマを扱っている分、軽快なノリを求める人には物足りなさを感じるかもしれない。しかし、深いテーマに共鳴できるプレイヤーにとっては、じっくりと考えさせられる物語が展開されるのは間違いない。
こんなプレイヤーに刺さる
『バウンティハンター2』は、ストーリー重視のゲームが好きなプレイヤーや、ダークファンタジーの雰囲気を存分に楽しみたい人には特に刺さるだろう。また、成長物語を体験しながらも、母との関係や自己アイデンティティーを探る要素が含まれているため、キャラクターに感情移入しやすい。この作品にハマる人は、シリアスで重厚なストーリーを求めている人だと思う。
一方で、ゲームプレイ自体を楽しみたい人には、やや物足りなさを感じる可能性がある。特に、アクションやバトル要素を期待している場合は、シナリオ重視のためにプレイスタイルが合わないかもしれない。それでも、物語の深さを味わいたい人には、ぜひ手に取ってほしい。
ストーリーが進むにつれ、主人公の成長や選択が物語にどう影響を与えるのかを感じられ、あっという間に時間が過ぎてしまう。じっくり考えながらプレイすることができるため、心に残る思い出になるはずだ。
『バウンティハンター2』をプレイすれば、暗い街での冒険や感情的な成長を通して、主人公との一体感を味わえる。終わった後には、彼女の旅が終わった静かな感慨が心に残るだろう。まさに、物語の余韻だけが、しばらく残る。