「ちびクエ」の冒険シーンに心を打たれた。プレイヤーの運に全てが委ねられたシナリオ展開は、まるで一歩間違えれば大きな結末が待っているかのように、ドキドキ感を演出している。この作品は、ちびっ娘ユイがエッチな大冒険に挑むという独特のテーマを持つノンフィールド型RPGだ。
ゲーム性とボリューム
本作の魅力は、何と言ってもその自由度の高いゲーム性にある。プレイヤーはユイの運命を左右する選択を次々と行っていくが、これが実に緊張感を生む。選択肢が結果に直結するため、プレイヤーは常に慎重に行動する必要がある。ショートカットを持つユイの能力を駆使しながら、時には危険な目に遭い、時には思わぬ幸運を手にすることで、ゲームの展開が劇的に変わる。しっかりとしたシナリオと、それを支える原画も見逃せないポイントだ。このゲームは短編でありながら、しっかりとしたボリューム感を持っている。遊び終わった後には、物足りなさよりも「もう一度挑戦したい」という気持ちが強く残る。
手に取る価値がある人
「ちびクエ」は、ノンフィールド型RPGやエッチなシチュエーションが好きな人には特に刺さる作品だろう。シナリオや原画を手掛けた腹黒ぱんださんの持ち味が存分に発揮されており、プレイヤーを引き込む魅力がある。ただし、好みが分かれる部分もある。エッチな要素に抵抗がある人や、よりアクション性が強いゲームを求める人には向かないかもしれない。しかし、ストーリー重視で、選択肢によって結果が変わることを楽しむことができる人には、ぜひ手に取ってもらいたい。
この読後感、他で得られるだろうか。