「『敗走のラストダンジョン』というシーンに殴られた。」勇者のパーティが全滅した後、一人残された武闘家イリーナが報告のために奔走する姿が描かれる本作は、プレイヤーに独特の緊張感を与えつつ、彼女の屈辱的な運命を体験させる。同人ゲームとしての魅力を存分に味わえる内容が詰まっている。
ゲーム性とボリューム
本作のゲーム性は、基本的にテキストベースの選択肢を選びながら進行するアドベンチャー形式だ。プレイヤーはイリーナを操作し、ストーリー上で決断を下すことで物語を進める。シナリオは多岐にわたっており、選択肢によってエンディングが大きく変わるため、何度でもプレイしたくなるリプレイ性がある。全体のボリュームは227.44MBと手頃で、軽快にダウンロードして楽しむことができる。選択肢によっては、思いもよらぬ展開が待っており、「こうなるのか!」と思わず声を上げてしまう瞬間が幾度となくあるだろう。
手に取る価値がある人
この作品は、屈辱的な要素やダークなシナリオが含まれているため、好みが分かれるかもしれない。特に「合意なし」や「触手」というテーマが苦手な方には厳しい内容かもしれない。ただ、その一方で、そうした要素に興味がある人や、独特なシナリオ展開を求める方にはマッチするだろう。イリーナが自らの運命にどう立ち向かっていくのか、彼女の成長や試練が描かれる様子は、心に響くものがある。特にダークファンタジーが好きな方には、ぜひ手に取ってもらいたい。
そういう作品。