こういう作品を探してた人、いるはず。近未来都市を舞台にしたハッカー同士の壮絶な戦いを描いた「近未来都市ハッカー」。強制、無理矢理といった刺激的なジャンルが光るこのゲームは、SFの魅力を存分に感じさせる内容となっている。
シナリオの見どころ
本作のシナリオは、クロという冷酷な警察上司と、強い正義感を持つアンドロイド・ロムの物語が中心。物語が進むと、ロムは性犯罪のおとり捜査に割り当てられ、その中で自らの感情と向き合うこととなる。クロは、ロムに感情を抑制するインプラントを施しているが、バグによってその制約が破られる。この瞬間から、ロムの葛藤と成長が始まる。キャラクターの魅力や人間ドラマがしっかりと描かれており、プレイヤーは感情移入しやすい作りになっている。
また、バグという神出鬼没の敵ハッカーが物語の緊張感を高めている。警察、メガコーポ、政治家などの汚職を暴く彼は、クロと因縁が深く、物語の中で様々な形でクロに接触してくる。こうした相互関係がストーリーにさらなる深みを与え、単なるハッカー対決に留まらないドラマが展開される。シナリオの流れは予測不能で、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に見られるのも嬉しいポイントだ。
こんなプレイヤーに刺さる
「近未来都市ハッカー」は、SFやハッキングをテーマとした作品が好きな人には特に刺さるはず。近未来の都市情景や、緊迫したハッカー同士の駆け引きに興味があるプレイヤーには、まさにうってつけ。さらに、強制や無理矢理といった要素を含むため、そうしたジャンルに対して抵抗がない人には、より一層楽しめる内容となっている。
ただし、好みが分かれそうな点もある。強制的なシチュエーションや、陵辱的な要素が含まれているため、そうした内容が苦手なプレイヤーには向かないかもしれない。また、ストーリー展開がダークな方向に進むこともあるため、重いテーマが苦手な方には注意が必要だ。それでも、物語の深みやキャラクターの成長を楽しめる方には、ぜひ手に取ってほしい作品だと思う。
このように、遊びごたえのあるシナリオと、刺激的な要素が詰まった「近未来都市ハッカー」。近未来都市で繰り広げられるハッカー同士の戦いを体験して、他では得られない物語を楽しんでみてはいかがだろうか。この読後感、他で得られるだろうか。